聖人君子

最近の日本のマスコミは、あまりにもワイドショー的な報道へ偏(かたよ)りすぎています。

本来のマスコミの使命は、政治や社会構成に対しての多くの選択を、国民に提供する事です。 しかし報道する内容は画一的であり、ひとつの問題を深く掘り下げ、いくつもの解決策があることを報道するような番組は存在しません。

国会議員の資質に対する追及でも、歴史認識のおそまつさを露呈(ろてい)するような発言を連発し、歴史そのものを歪曲(わいきょく)しかねない発言をしているにも関わらず、その議員を追及しようとはせず、不倫問題のある国会議員を、しつように報道しています。 けっして国会議員の不倫が良いこととは言えませんが、あまりにも度がすぎています。そしてその内容は、国会議員の資質が聖人君子(せいじんくんし)でなければならないような報道です。

本来の国会、国会議員は、日本の国政をどのようにするか。日本国民を、いかに豊かな生活にしていくか。武力衝突のない国際関係をつくり上げていくかが主な仕事です。

しかし現実は、様々な支持団体の圧力・要望を実現するために、国会を利用する政党・政治家。 自らの利益のために動き廻る政治家。政治とは利益誘導のための世界となっているのが現実です。

そのような世界の中での政治活動です。

いかに自分たちの考えを実現するか、実現するためにはどのような駆け引きが必要か。そして、駆け引きには汚さも必要とされます。

とても聖人君子だけでは、政治活動はできません。

国際関係も然りです。

不倫報道はワイドショーに任せ、日本の報道機関は、本来の時事問題を深く追求し、多くの選択を国民に提供することができる報道機関になってもらいたいものです。


2017年09月09日