統一地方選をほぼ終えて

体調が多少悪いこともあって1ヶ月以上記事を書いていませんでしたが、統一地方選がほぼ終了したこともあり、記事を再開します。

副題 「地方議員は国会議員の下僕」

本来、憲法9条を守るべき城壁としての責務を背負い誕生した公明党は、創価学会員の献身的な選挙支援にあぐらをかき、今や与党自民党と共に利権にまみれ、憲法改正の足がかりを一歩一歩踏み固め、事実上憲法9条は亡きものに等しくなっています。

池田先生が「憲法9条を絶対に守っていきなさい」と私たち弟子に強く指導されていたにもかかわらず、裏切って悪しき社会に国民を引きずり込んでいます。

このような悪行を積み重ねている公明党の国会議員が、現在では支援者である末端の創価学会員と政治的な会話をすることは皆無です。

しかし、なぜ国会議員の選挙で公明党に支援が集まるのでしょうか?

公明党の幼少期に党員として活動していた私の体験から考えると、国会議員の盤石な基盤票を獲得できる要因は、公明党の上意下達に従う地方議員にあります。

この地方議員は、ただ党の方針に従うのみで地方の政治活動をする人たちですが、私たち末端会員やFで支援を求められた一般の方々に触れ合う機会が多く、互いの強い信頼関係を築き上げています。(かつてはオガミヤ政党として拒否されていたものですが・・・)

この地方議員に確たる政治理念が無いように仕向けている事は、矢野・竹入体制以来培われてきた公明党本部の意図的な組織運営にあります。

1970年代頃、私の党員としての活動は他党党員との政治的なデスカッションをすることが多く、日本共産党の党員(オルグ)やその支持者との対話をする機会が幾度もありました。

彼らの論理は、現実に目に見えるものだけを信じる実存主義(マルクス教)を信奉していましたので過去の歴史に詳しく、政治的な論戦になると社会歴史学をある程度身に付けていなければ、とても対話など出来るものではありませんでした。しかしながら、当時の公明党の地方議員や党員達は、社会歴史学などは全くと言っていいほど関心がなく、議員活動といえば地域の隅々までを気にかけた「ドブ板の政治をしていこう!」とのスローガンを掲げ、地域住民との信頼関係をつくりあげる活動が主たるものになっていました。

1960~1980年後半頃までは、創価学会員票が最も充実している時代でしたが当選ラインの票を獲得するためには、創価学会員の見込表を6割、プラス外部支援票(F票)を4割と捕らえていましたので、地方議員の活動は外部の人たちとの信頼関係をつくり上げる事が主なる政治活動となっていたのです。(現在ではF票の割合が当時より多くなっています)

私自身の考えは池田先生が書かれた「政治と宗教」に強く影響を受けていたこともあって、政党が政策を決める際には、党内で様々な議論をしてその意見を取りまとめ、政党としての一つの方向性を求めて政策を決めていく(党内における直接民主制)という組織体制が無ければ、健全な政党としては育たず、一部の党内権力を握った者の意思決定に従わざるを得ない(党内独裁体制)が出来上がってしまい、このままでは公明党はいつまでたっても健全な政党に育たないのでは?と、私の考え方と同じ考えを持っていた先輩のS議員さんと共に公明党本部に次のような要望をしました。

《要望内容》
 「公明党の地方議員及び党員は、他党党員に比べるとあまりにも政治・社会歴史の知識に乏しく、党が育っていくために、定期的に社会歴史学者等を講師に迎え、勉強会を開いてほしい」

この事に対して、党本部より返された返答は次のようなものでした。

「我が党にお利口さんを育ててしまっては、公明党は空中分解をしてしまう。ですから勉強会は致しません。」と呆れ返った返答でした。

その後公明党から「公明党10問10答」という簡単な印刷物が配られただけで、1980年後半に私が党員を辞める時まで、党内での勉強会は一切開かれませんでした。

ここで創価学会員の皆様に問いかけます。
あなた方が支援している公明党の国会議員になっている方の中に、地方議員である市会議員や県会議員の職責を経て、国会議員になった方がいるでしょうか?

答えは「NO」です。公明党の組織体制は、矢野・竹入体制以降、国会議員と地方議員の階層に分離し、上意下達の組織体制を造り上げているのです。

私たちが求めていた国会議員としての姿は「民衆とともに語り、民衆とともに戦い、民衆の中で死んでいく」という、民衆の中に根ざした政治活動を行う議員でした。

このような議員を育てるためには、地方の政治活動を経験した人でなければ出来ません。

現在、国会議員となっている公明党議員の大半が、ある日突然創価学会の組織を通して、国会議員候補者として紹介され、私たちに支援活動を要求しているのが現状です。

私たち自からが国会議員候補者を選び、推薦し、国会議員になっている公明党議員など一人たりとも存在しないのです。

このような組織体制の中では、健全な政党としての役割を果たせる状態ではなく、国会議員にとっての地方議員の存在は、ピラミッド形式である権力構造の下層構造を固めるだけの要因になっていますので、ただ上位層にいる国会議員のしもべ的な存在にしかすぎません。

現在公明党が行っている政策は、権力を振り回す自民党に寄り添い、一部の権力者に利益を与え、私たち国民に多くの負担を求めています。

「民衆とともに語り、民衆とともに戦い、民衆の中で死んでいく」という、結党当初の政治的理念など影も形も無くなっています。

支援者を見下し、ただ自らの利益のみを追い求める腐れきった政党など、すぐさま解党に追い込むべきです。





2019年04月10日