公明党が自己保身の堕落した政党になってしまった主要な要因は、創価学会員の公明党に対する不動票にあります。
彼ら公明党議員は、この不動票の上にあぐらをかき、会員を見下すようになったのです。
本来であれば創価学会員は、池田先生が公明党に求められた人間尊重・生命尊厳の中道(中心にする考え)政治を行っているかを厳しく監視し、行っていなければ公明党に対して指摘し、それがダメであれば他党に人間尊重・生命尊厳の政治を求めていくという固定しない一票である、浮動票の創価学会員になるべきだったのです。
もしそうであれば、公明党議員は政治の場で絶えず緊張し、自己保身や、創価学会員を見下すような政党にはならなかったはずです。
あえて厳しく言えば、創価学会員一人一人が、現在の悪しき公明党を育ててきてしまったとも言えます。
そして公明党には、もはや自らを中道政治を行う政党に変革する力はありません。
私たち創価学会員のとるべき道は、公明党には解党を求め、個々の判断で中道政治を行える政党を見つけて、その政党や議員を私たちの創価思想が政治の場で反映されるよう応援し、育てあげていかなければ、日蓮大聖人様があらわされた、立正安国論の王仏冥合の理念は遠のくばかりです。
しかしそれを求めても私には、現在の日本に存在する政党の中には見つけることができません。
ただ、池田先生が「私たち創価学会員は、未来にわたって憲法9条を護って行くべきです」とご指導されていましたので、今回の衆議院議員選挙の私の一票は、憲法9条を護る政党か否かで投票したいと考えています。
憲法9条を護ることを公約しているのは、立憲民主党・共産党・社民党の3党の弱小勢力ですが、少しでも創価思想に近づけるよう応援したいと思っています。
ですが、今回の衆議院選挙で応援したからといって、永続的に応援するとは限りません。
共産党・社民党の基本的な経済政策は、統制経済を主軸にしています。統制経済が始まれば、当然考えられることですが、統制経済政策は、人間性を阻害してきた事は歴史の上で証明されています。
また、立憲民主党の詳しい政治理念は分かりませんが、代表になった枝野幸男は、テレビ討論会で「憲法9条を護り、防衛省に関しては個別的自衛権を認め、憲法上どこまで可能かを、これから論議したい」と語っていました。

枝野氏の言う個別的自衛権は、憲法9条では拡大解釈の域を超えており、認められない考え方です。
国際的に個別的自衛権という考え方は「自国防衛の為に、他国領土に攻撃を与える権利を持つ」考え方です。
池田先生と、イギリスの著名な歴史学者であったアーノルド・トインビーとの対談で「集団的自衛権と個別的自衛権は、戦争を誘発する危険な思想である」と指摘しています。
また、この個別的自衛権の考え方を国策とした場合、隣国の火気力を判断するしかありません。
当然のことですが、パワーバランスの考え方が防衛問題を考える上での基本となってきます。
ですから枝野氏の憲法9条擁護の話は、いまいち信用できません。しかし「憲法9条を護る」と言っていますので、とりあえず信用はします。
憲法9条の下での防衛は、専守防衛という考え方である領土・領空・領海に限った防衛が、憲法9条で認められる解釈範囲内の考え方です。
そして池田先生は、この専守防衛という考え方を認められていました。
私はあえて皆さんに呼びかけます。
池田先生が求められた「人間尊重・生命尊厳の政治を行っているか」を政党判断の基軸にして一票を投じ、駄目であれば他の政党を探し投票をする。
皆さんが「不動票の一人」ではなく、「浮動票の一人」になる事が、日本に民主主義を育てる大きな力となります。
私たち、池田先生にご指導して頂いた創価学会員が中心となり、まずは日本に平和思想の中核となる、中道思想を広めて行きましょう。






