私のブログでは、この法律が国会で論議され始めた時に「入管難民法改正案に抗議」でいくつかの問題点を取り上げましたが、事実、現在のヨーロッパ、特にフランスやドイツでは移民で入ってきた人たちと元々の国民との激しい民族的争いが起きています。
移民で入ってきた人たちにとっては同じ労働条件にもかからわらず安い賃金で働かされ、元々暮らしている労働者にとっては安い賃金で働く移民労働者の存在が、自分たちの働く場を奪っていき失業に追い込まれている、という強い不満によって争いが起きているのです。
今回、自民・公明与党のあまりにも無責任な国会運営によって、改正された入管難民法が施行され始めればいずれ、私たちの日本でも現在ヨーロッパで起きている争いと同等の、日本人労働者と移民労働者との争いが起きてくるのは疑いのない事なのです。
このような争いが起きれば私たちの日本では、強いナショナリズムが台頭してきます。

国家主義・民族主義が起きやすい基盤が私たちの日本には存在するからです。時流に流され深く物事を考えないで行動する国民性、その時折の感情で行動する国民性があるからです。
あの忌まわしい戦争で日本を亡国に追い込んだのは、日本軍部のファシズム的思考です。そして、その台頭を許してしまったのは日本国民の国家主義・民族主義である、この強いナショナリズムがその後押しをした結果なのです。
創価学会2世・3世のみなさんは、ファシズムという言葉を創価学会の中で耳にしたことがあるでしょうか?現在ではほぼ死語に近い言葉ですが、私が公明党員になりたての1960年代中ごろは普通に使われていた言葉でした。
多くの国民を死に追いやり、アジアの各国をあの悲惨な戦争に追い込んだ考え方は、日本軍部のファシズム的思考の台頭によって引き起こされたものでした。

武力による権力を信奉し国民の人権や生命を軽んじ、国家間の争いにおいては外交による解決を模索するのではなく、戦争によって解決をしていくという危険な思想なのです。
池田先生は、第3代会長時代に幾度も幾度も私たち男子部に対して、日本にはファシズムが台頭しやすい土壌にあることを指摘され「青年はこのような考え方が政治に反映されないように厳しく政治を監視していきなさい」と指導されていました。

そして1975年に、私たち創価学会と日本共産党との間で結ばれた「創共協定」の中でも次のように約束されています。
(一部抜粋)
* * *
(6)双方は、日本に新しいファシズムをめざす潮流が存在しているとの共通の現状認識に立ち、たがいに賢明な英知を発揮しあって、その危機を未然に防ぐ努力を、たがいの立場でおこなう。同時に、民主主義的諸権利と基本的人権を剥奪し、政治活動の自由、信教の自由をおかすファシズムの攻撃にたいしては、断固反対し、相互に守りあう。
* * *
また他党である自民党内の話ですが、現在の自衛隊の前身である警察予備隊の創設にも携わった元官僚であり、後に自民党の重鎮となった後藤田正晴氏は(2005年死去)、自民党の中でも憲法9条を絶対に守り切らなければならないという政治信念を持った国会議員でした。
彼の持論は「日本にはナショナリズムを生む強い基盤があり、あの愚かな戦争を引き起こした軍部を生み出してしまった。だからナショナリズムの台頭には注意を払わなくてはならない。そして自衛隊を同じ過ちの道を踏ませないためにも憲法9条は絶対に必要であり、守り通さなければならない。」というものでした。
私たちが支援し育てあげてきた公明党の役割は、「ファシズムの台頭の政治を阻止する」というのが重要政策のひとつでしたが、現在の公明党は安倍自民党と共に、ファシズム的な国家体制を作り上げ続けています。
まさに私たち創価学会の平和運動を裏切る反逆行為そのものです。急ぎ解党をさせるべき政党です。






