ウクライナ大統領演説の日本での国会放映に抗議

副題「死の商人の飼い犬の政権」

ウクライナのゼレンスキー大統領によるオンライン演説が、日本国会で3月23日に実施される事になりましたが、人の不幸の上に自身の幸福を求める「死の商人」が両手をたたいて喜ぶオンライン演説をなぜ行おうとするのでしょうか。

戦争は互いが殺し合う行為ですが、その戦争を止めさせようとするのであれば、その戦争をしている双方の意見を聞き取り、互いの妥協点を探しながらその解決に向かおうとするのが普通の考え方です。

殺し合いをしているウクライナのゼレンスキー大統領が語る、片方の意見のみを聞く日本国会でのオンライン演説は、ロシアを敵国とする日本の考えを明らかにするものであり、日本国民を戦争の惨劇に巻き込む危険な行為そのものです。何故、同時にロシア側の代表の意見を聞こうとしないのでしょうか。この行為は、戦争を止めようとする行為ではなく、日本とロシア間の緊張を高めるだけの行為としか考えられません。

そして日本国民は、この行為を見て見ぬふりをするのでしょうか。いずれ日本に訪れる武力衝突の戦争が起きた時、このような戦争に向かっていたとは「知らなかった」や「分からなかった」では済まされません。後に訪れる不幸な結末は、次の世代の子供や孫にまで続く悪しき国家の地盤を作ってしまうのです。この長い不幸の連鎖を生み出してしまう責任は、現在の大人達にあることを深く自覚するべきであると私は叫びたい。

2015年に成立した憲法九条に違反する「平和安全保障法」(集団的自衛を強力に取り入れた法律)がすでに大きく動き出し、アメリカを中軸とした日本・オーストラリア・インドなどのアジア各国における軍事同盟による集団安全保障制度の「インド太平洋平和安全保証制度」が機能し始めていますので、今回のウクライナ問題を利用して、北大西洋条約機構(NATO)にインド太平洋平和安全保証制度を結びつけようとするものであると私は思っています。

アメリカを中軸とした北大西洋条約機構(NATO)は20世紀にソビエトを中軸としたワルシャワ条約機構の東西両陣営の軍事的な緊張と代理戦争をひきおこし、多くの不幸を生み出した集団安全保証制度の軍事同盟ですが、1991年にソビエトがワルシャワ条約機構を解体させましたが、NATOはアメリカを中軸とした20世紀の遺物の軍事同盟として生き続けています。そしてこれらの動きはその遺物と結びつけようとする死の商人のたくらみである事は明白です。

まさに日本を後々起こりえる代理戦争に引きずり込もうとする行為そのものであり、このまま騙され続けてしまっていれば、もうひきかえすことはできません。遠い他国の戦争に巻き込まれていく悪しき流れがすでに始まっているのです。

今、正に『21世紀への対話 下 A・J・トインビー 池田大作』でA・J・トインビー博士が警告していた「もし日本がその現行憲法の第9条を破棄するとしたら・・・いや、さらによくないことは、破棄せずにこれに違反するとしたら・・・、それは日本にとって破局的ともいうべき失敗となることでしょう」のその時をむかえようとしています。





2022年03月20日