
副題「徹底した除菌処置はされていたのか?」
4月13日、衆議院は自民党議員、鳩山二郎氏の秘書がコロナウィルスに感染したとの届け出を受けた為に、同日の内に議員会館の消毒作業を行った。
との報道がありました。
この素早い処置は、防疫を考える上で基本的に当然な処置として元来行われています。
しかし、ダイヤモンド・プリンセス号への消毒は、14日間の乗員乗客の隔離観察期間中には行われてはいません。
私は2月3日頃から、ダイヤモンド・プリンセス号関連報道が始まった時より、3月下旬に全員の乗員乗客が下船したとの報道があるまで「除菌処置」について関心をもって観ていましたが、船内の大規模な消毒作業を行っているという報道はありませんでした。
一部の乗客と報道との、電話による会話の中でも
「指示に従い、マスクをして部屋に閉じこもり、人と会うのは乗員が食事を運んできた時に、ドアを開けて受け取る時だけです」
という話だけで、乗客それぞれが接触感染を予防するために、個別的に身の回りを消毒しているという会話もありませんでした。
防疫の上で最も基本的な、「生活環境からウィルスを除菌する」という清掃作業がいち早く行われることなく、確定できない保菌者によって飛沫汚染された船内は、どこが汚染され、どこが安全な場所かわからないまま、人々を閉じ込めていたのです。
乗客は自分が居住する部屋の除菌もしないまま、乗員は汚染された手すりや壁、そして最も汚染されてると思われる床を移動して食事を作り、乗客に配膳をしていたのです。
5月6日の夜に、国民から税金と同じ扱いで視聴料を徴収しているにもかかわらず、自公政権の御用放送局になり下がった某放送局で、ダイヤモンド・プリンセス号内で広がった汚染問題を追求した特別番組が放映されていましたが、制作された番組の構成は「なぜ船内で感染者が増えてしまったのか?」を追求する番組になっていました。
番組の中では、防疫の専門家と見られる人が
マスクの着用や、手をこまめに消毒することを指導しましたが、この行為を守らなかった事で起きた感染拡大であり、

・使用したマスクは医療用マスクであり、肌に痛いほど食い込むために、指導通りの使用をしなかった人がいた事。
・指導通りの手の消毒をしていなかった事。
・乗員が居住する空間に二段ベットが使用されていた事。
等の条件により、感染者を広げる大きな要因になってしまった。
と結論づけていました。
しかし、このような結論付けは、とても専門家が判断した結論とは私には信じられない驚きです。
なぜならば、マスクの使用はウィルスの飛散を防ぐ事には有効ですが、この時のダイヤモンド・プリンセス号内での手の消毒は、ほとんど意味を持ちません。
あらゆる場所が汚染されている空間を移動したにもかからわず、手の消毒だけで防げるなどということは絶対にありえない話です。
皆さんも日常の行動の中を振り返ってみてください。
手は盛んに物に触れますが、物に触れるのは手だけではありません。
壁があれば衣服にも触れますし、手は自分自身の顔やその他の身体にも触れます。物を持っていれば床に置くこともあります。
あらゆる場所が汚染されているクルーズ船内を移動するに当たって、手の消毒のみで感染が防げると思える人がいるのでしょうか。
手は一時的に消毒されたとしても、再び物に触れれば汚染されてしまう環境の中で乗員は活動していたのです。
常識的に考えても、ダイヤモンド・プリンセス号での防疫の対応は、防疫専門家が指導して行われたものとはとても思えません。
素直でない人の考え方からすれば、意図的に感染拡大を図ったのでは?と判断されても仕方がありません。
(続く)






