
*組織の中で1人、孤立して戦っている人達へ
組織の中で1人孤立している人の精神的苦痛は大変に辛いものです。ましてや使命感をもっての孤立ほど辛いものはありません。使命感がなければ組織の流れに順応していくか、または創価学会を辞めればいいだけの話です。しかし使命感を持っている以上、組織の流れに逆らっても1人戦わざるを得ません。
この苦痛は私自身も体験していますので、私の体験からその戦い方を書いていきたいと思います。
1981年に公明党が自衛隊を容認した時に、私は党員であった立場から当時の公明党副政策委員長であったF氏に「自衛隊容認は池田先生のお考えとは違っており、自衛隊容認は憲法9条の拡大解釈の歯止めをなくしてしまう」と抗議しましたが、F氏は「池田の言ってることは理想だ。我々は現実の政治を行っているのであり、自衛隊はシビリアン・コントロール(文民統制)が担保されていればそれでいい。池田の理想は棚に上げておけばいい」との返答を私に返してきました。
私自身はこの言葉に納得する事が出来ませんでしたので、県壮年部長や県男子部長等に公明党の政治的方向性が、池田先生のお考えとは違う方向に動いていると公明党批判を繰り返しましたが、一向に聞き入れてもらえず、かえって私自身が幹部の批判を浴びることになり、内部的組織指導通達で「あの人は共産党で赤思想の持ち主だから、あの人の話は聞かないように。また、反論をしたところで言いくるめられてしまうので相手をしないように」との指導により、私自身は1人孤立してしまいました。
家族でさえ組織を信頼し2014年に起きた、公明党が集団的自衛権を閣議決定するまでは、私の言葉を理解してもらえませんでした。
そしてこの当時の県男子部長のH氏は、聖教新聞社から特派員の身分で県男子部長として派遣されていた人であり、私との話の中では憲法9条を改正することも必要なことですと話していました。(後にH氏は副会長にまでなっています。)
この時点で既に、公明党の中心的立場にある人達が、池田先生のお考えを裏切り、自民党の憲法改正勢力に寄り添うとしているにも関わらず、誰もが疑いを持たず公明党を支援しているのです。
池田先生のご指導に照らし合わせても、自分の考え方が間違いないと思っているにも関わらず、組織の中では誰も自分の意見を聞こうとしてくれませんでした。この環境に置かれた私は、自己の精神状態を保つことでいっぱいでした。
この時、私と同じような考えを持っていた当時学生部であったS君は、あまりにも真剣に悩んだ為に、精神的障害のうつ病になり現在でも完治していません。

当事の私は、自己の精神状態を保つために、池田先生のご指導である「確固たる哲理・哲学を持たない人は受動的になり、組織に流され、社会の風潮に流されてしまいます。しかし私たちは、如何なるものにも揺るがされない、生命尊厳の大仏法哲理を学んでいます」とのご指導を思い起こし、まず第一に組織の中で1人戦うためには、確固たる自分を確立しなくてはならないと考え、「自分の考えは、生命尊厳の仏法哲理を根幹としており、絶対に間違ってはいない」との揺るぎのない確信を持つことに務めました。
この自分自身に絶対的な確信を持たせることにより、私は長い年月を頑固に押し通すことができたのです。
今日では、原田達創価学会執行部や公明党のとっている行動が、池田先生のお考えとは違い、真逆の悪しき考え方・行動であると、多くの同志が全国に現れています。
実際の自分自身が置かれた現状では、1人であっても全国には多くの同志がいます。決して1人では無いのです。
(続く)






