前回の投稿(6)で書いた、西洋から生まれた哲学を、おおざっぱな解説でありますが一歩進んで簡単に説明します。
西洋では、キリスト教を信仰する人達の間で奴隷制度が有り、肌の色の白い人は神に選ばれた人達で、黒人や黄色人種は人間としては見なされず、犬や猫と同じように扱っても何ら差しつかえない、という考え方が横行していた事にエンゲルスは疑問を感じ、「本来、人間が地球上に現れた時には、神に選ばれた人間などは存在しない」という基本的な考え方から、「人間は生まれながらにして不平等が有るのではないか」という『人間不平等起源論』を書き表しています。
その後カール・マルクスがエンゲルスの影響を受け「この様なキリスト教を基盤とした、社会構造から発展した資本主義社会は、貧富の格差を生み出してしまう」という考え方に基づき『資本論』を書き表し、また本来であれば「物を生産する人達を基本に考え、その労働力を基本に富の分配をするべきではないか」という『唯物論』も出しています。
この様なキリスト教を基盤とした社会の不平等を、みごとに克服したのがドイツ社会民主党時代の思想家ルソーが中心となって造り上げた『ワイマール共和国憲法』なのです。
そしてロシア革命に成功したレーニンが、カール・マルクスの資本論や唯物論を用いて『ソビエト社会主義連邦共和国』を建国しました。(二人の考え方がマルクス・レーニン主義という哲学になっています。)
(つづく)






