
ジャーナリストである櫻井よしこ氏は「日本にアメリカ軍基地があるから、中国や北朝鮮が日本に対して武力行使が出来ず、日本は守られている」との評論をしていますが、果たしてそうでしょうか?。
もし本当にそのように思っているのであれば、お目出たいジャーナリストです。
日本にアメリカ軍の基地があるということは、別な視点で捉えれば、日本の権力機構は絶えずアメリカ軍の監視下にある。
という事もいえます。
通常、一般の外国人が日本に入国する際には、入国管理局の厳しい審査を受け、日本国内に入ることが出来ます。
しかし、アメリカ軍人であれば、日本にあるアメリカ軍基地の出入りは自由です。そしてアメリカ軍の基地は国会議事堂に近い都心にも存在します。
東京都港区内にあり、一般の人達の目にはニュー山王ホテルという外観で存在しています。
日本のマスコミでは、ほとんど取り上げられない問題ですが、戦後の日本における政治史を研究している研究者にとっては、米軍基地が日本の権力機構に大きな影響力を与え続けて来ているという事は明らかになっています。

1951年に調印され成立した、サンフランシスコ講和条約によって日本が主権を持つ独立国家になり、日本を統治していた進駐軍を引き上げましたが、かつて殺し合いの戦争をした敵国日本を手放しで独立させるはずはありません。 しかし日本が独立国である以上主権があり、アメリカ側は日本に対して自国の利益要求は出来ません。あくまでも要望書という形で行われ続けてきています。 要求ではなく要望です。
要求は内政干渉になってしまいます。通常であれば、相手国の要望は意見としては取り入れはしますが、政策は自国の主権で決められていくものです。
しかし、日本の権力機構に、そうはさせない為の首輪としての2つの流れがあります。
ひとつはDIA参りという行為です。
戦後の日本において、官房長官になった政治家は、必ず日本にあるアメリカのDIA支局を訪れなくてはならないという流れです。
DIAという組織は、ペンタゴン(アメリカ国防総省)中枢の直属組織であり、その活動内容は、アメリカ議会でもおおやけにはされていません。
また、アメリカの軍事研究機関では、DIAの活動は、CIAが情報収集機関であるのに対して、DIAは工作活動を含む諜報機関(ちょうほうきかん)と説明されています。
(続く)






